つきもり鍼灸整骨院の月森です。
新しくリニューアルする院ももうすぐ完成します。今日は院の外壁も仕上がり、店舗らしいたたずまいをみせています。今から患者さんをお迎えするのを楽しみにしています。
この店舗兼住宅にこだわった想いと題して、ここで投稿していきます。かなりの長文ですのでご留意ください。
~いきさつ~
一年半前までは新築で店舗兼住宅を建てようなど、まったくと言っていいほど考えていませんでした。
しかし、そんな日常の中、大田市で大きな地震(M5強)が発生。
私たち家族は元々、新店舗の場所にあった月森家の実家に住んでいたのですが、余りの揺れと余震で建物も崩れ、精神的にも追いやられていました。安全で安心していた空間が一気に住めない住居となってしまいました。
一時避難を余儀なくされて、すぐに息子と奥さんは大阪の実家へ。
私は院を続けなければならない立場であり、家族を守るという責任と患者さんの心身をケアするという想いで大田に残り仕事をしていました。そこで新しく住まいを見つけて安全に暮らしていける場所を探すことになり、今いる鉄骨のマンションへすぐに引っ越しをしました。
~家族を迎え入れるための引っ越し~
マンションへ引っ越しをして、数週間後に家族で住める形になり暮らし始めます。
地震の恐怖にも少しずつなくなり、新しいマンション暮らしにも少しずつ慣れてきました。ただ、実家に残っている家具や物も数多くあり、どうしていって良いものか、またこのままで生活していけるのかという想いが交錯して数か月が経っていました。
大田市の街も地震のことを受け入れ、平静を取り戻しつつありました。
~運命的な出会い~
住宅展示場でたくさんの工務店さん、住宅メーカーさんがモデルルームを展示。
とても楽しい時間になった印象で、うちの奥さんだけは真剣に営業の方に話を聞いていました。そんな中、自然素材を使用した家を得意とする<志田尾工務店(TS design)>さんとお話が進みました。
これが一年前くらいでしょうか。
浜田市のため、何度かお店へ赴き提案してくださる内容を確認し、私たち家族にとって家というものがなんなのかということを気づかせてくれた方々です。
話が進んでいくうちに、私たち家族は決心します。家を建てようと。
~家族の時間を増やしたい~
そう、今のつきもり鍼灸整骨院の場所はマンションから、少しの距離ですが離れています。
洗濯物を運んだり、洗濯ものを乾燥機に入れにいったり、夜遅く帰ってくる、何か用事があると院まで走る、という時間の無駄が非常に多く家族にも迷惑をかけていたんですね。
私も家族との時間を増やしたかったですし、もっと奥さんの負担を減らしたかった想いがありました。
~患者さんへより良い空間で施術を受けてもらいたい~
当院に通ってくださる患者さんはご存知の通り、当院は静かです。
静かな空間で、身も心もゆっくり体と向き合うことを大切にしています。体をいたわり、心がゆっくりとして気持ちの良い、心地よくなれば癒されます。
新しく店舗兼住宅としてなら、一から設計をして、導線も考えられて、理想を追い求められる。そこで患者さんにもゆっくり体をいたわってもらえる。そう想い、決断に踏み切りました。
施術のときに木のぬくもりを感じられて、風が入ってくるのもわかって、体が喜んでくれるのをご自身でわかるような空間。工務店さんと一緒にたくさんたくさん考え抜きました。絶対に喜んでもらえると確信しています。
~月森家、代々の土地での出発~
新店舗になる場所は、実家があった場所で、私のおじいちゃんが家を建てられた場所。
月森家にとっては実に価値のある場所であり、沢山の思い出とともに過ごした場所。それを今回は私たち家族のため、店舗にするために実家を崩し、新しく建てることも許してもらいました。
0歳から18歳まで過ごしたこの土地で、また家族とともに過ごせる。感謝しかありません。
この店舗兼住宅にはこれだけの想いが詰まっています。
まだまだ言葉では表現できないこともあったりしますが、簡単に書くとこの程度。
院を開業して6年。来てくださっている患者さんのお陰様でここまで生活してこれて子どもまで生まれて3人で過ごさせて頂いています。
応援してくれる両親や家族、親戚、友人にも感謝の言葉ばかりです。慣れた土地で新しい建物で、新しい出発ができる私たち、ほんと幸せ者です。
これからも、月森家、つきもり鍼灸整骨院を宜しくお願い致します。
月森
※令和2年1月22日㈬ 9:00~ 新店舗リニューアルオープンです。
診療時間および休診日も変更になっておりますので、ご理解の程宜しくお願い致します。
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