つきもり鍼灸整骨院の月森です!
前回に引き続き、山のことを綴ってみたいと思います。今回は険しい山に登っている最中でも、「いいこともある」という内容をお話していきたいと思います。
険しい山
当院に来られている患者さんも険しい山にいる方も多くいらっしゃいます。何かしらの主訴(症状)をもって来られます。体の痛みや不調、心の乱れや不調など多岐にわたります。
でもその主訴が今その人にある「環境」が大きな原因であることがあります。
来院されるときには「険しい山」に登っておられる、とても辛い時期にいることもしばしばです。辛いときにでも、なんとか自分の体に目を向けることができて、どうにかしていきたいと言う表れとして来院される方も多くいらっしゃいます。
これは人生のステージによってさまざま。
例えば、スポーツをしている高校生が試合前にも関わらずケガをしてしまい、試合に出られるかどうかの瀬戸際。
新入社員で就職してすぐで右も左もわからずに精神的に辛い状況。
仕事が多忙で夜遅くまで働き、心も体も疲れ果てている状況。
家族の介護をしながら家のことも行い仕事も大変な状況。
急に大きな山がそびえ立つ
人生という道を歩いているときに、
突然目の前に大きな山がそびえ立つときがあります。ぼくも経験してきたなかで、急に大きな山がそびえ立つことが何度もありました。
それはお仕事かも知れない
体の不調や病気かも知れない
周りの人の変化や環境かも知れない
人のケア、介護や病気のケアかも知れない
そんなときに、がんばるだけでは辛いですよね。
心を満たす大切さ
体や心をいたわること、癒すこと。体を休めること。自分にやさしくすること。
自分自身の心を満たしていくことで前に進む力が沸いてくると思っています。
ぼくとしては、大きな山、険しい山のなかでも、自分を満たすことを忘れないでいて欲しいのです。
途中でも、沢山の喜びや楽しさだって実はありますよね。支えてくれる周りの人の存在や、やさしい声かけも。
つまづいていることも少しだけ進むと嬉しい気持ちにだってなれます。
そう、登山も途中に休憩を挟みます。
お茶タイムに飴玉を食べたり、広場を見つけて座りそこで友達や家族で軽食をほおばったりします。「あの道は辛かったねぇ。でもここまで来れて気持ちいいよね!」と言い合えます。
また、周りに目を向けると自然の雄大さに心を躍らせたり、これまで歩んできた自分自身を褒めて称えてあげることだって出来ます。
辛いし、しんどいし、がんばってきた。
なのに、報われないと思うことも多々あります。
そんなときでも、ここまで来れた「わたし自身」を嫌いにならずに、大好きでいて欲しいのです。
わたしは、わたしで褒めて称えていくことが実は前に進む力になれる気がします。
ここまで登山に例えて話をしました。
人おのおの、山の高さも大きさも険しさも違います。けれど、必ず終わりはあるし、何か解決できる策もあると信じて歩んで欲しいと思います。
人に助けて、とヘルプを言うことだって、専門の知識を持った人に頼ることだって、していいんです。もっとヘルプをしていい世界や社会だとぼくは思います。
きっと、みんなが心配してくれて力になってくれます。
人生という道のりに山は必ず訪れます。
勇敢に挑んで、登ったら下って元の位置に戻る、それか他の道を進んでいるはずです。
人はひとりでは生きていけないからこそ、人と人とが支え合って生きていきたいですね。
月森
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