この1週から2週の間にぎっくり腰で来院される方が大変多くなっています!要注意です!
- 運動会で綱引きをして、ピキッとなった。
- 朝、立ち上がろうとしたときに痛めてしまった。
- 子どもを抱きかかえるときに痛めてしまった。
- 何もしてないのに、急に痛みがでた。
ぎっくり腰も含め、強い肩こりや頭痛、関節の痛みなど、急な症状の変化がでるこの季節。
いったい何が原因なんだろう?
原因
それはこの季節特有の『気温の差』と、『急な季節の変化』に体がついていっていないことが原因です!
気温の差
まず今年の夏は猛烈な暑さでした。
35度か毎日毎日の生活。暑さをしのぐのに冷たい飲み物を飲み、クーラーをガンガンあてて暮らしていました。
それが急に、
秋の装いとなり、気温が一気に7〜10度近く下がる。そうすると体はその変化についていけないのです。
急な季節の変化
急な季節の移ろいに、着る服装も、食べる物も、寝具も変えるのに追いつかない。
これに加えて、
台風が、毎週毎週日本にやってきます。
気圧も下がり、湿気も少なく乾燥し、風も冷たく勢いも強い。
毎日の生活のなかで、
寒い日に感じると思ったら、夏日のように暑い日。
風が心地よいと思ったら、乾燥して喉の異変が。
心当たりがあると思います。
東洋医学的な視点
東洋医学では、
この秋の季節は『肺』という臓に関連しています。気を集めて(収斂・収蔵)して、冬に備えていく時季。
適度な運動で気を巡らせ、気分よく過ごしていく季節。
ここでこの時季に合わない生活や養生をすると、風邪をひいたり、冬に過ごしにくい体になります。
自然界の風や湿気、乾燥、寒さ。
これを『邪気』と呼び、疾病を引き起こす外因と位置づけられています。
個々に、
- 風=風邪
- 湿気=湿邪
- 乾燥=燥邪
- 寒さ=寒邪
と、このように呼びます。
弱った人の体に、この4つの邪気が浸入すると、急激な症状が起こります。
それが、ぎっくり腰、寝違え、ぎっくり背中、けんびき風邪となります。
対応策
毎日の生活のなかで、秋を感じながら生活することです!
- 寒くなってきたな〜、1枚羽織るものを持っていく。夜は毛布を準備する。
- 体がなかなか温まらないな〜、温たかいお茶や葛湯を積極的に飲む。お風呂も浸かって温める。
- 体がガチガチだな〜、簡単なストレッチと散歩をして体をゆるめる。
- 秋の食材(さつまいも、くり、柿)を食べて、栄養を摂る。
衣食住の生活に関わるものを工夫すると、健康的に過ごすことができますね!
ぎっくり腰にならないのが一番です!
ちょっと腰が怖いな。運動会を控えてる。
そんな方は、秋の生活を意識してみて下さい!
ぎっくり腰に、なられたら出来るだけ早くご来院下さい!治療をすると早く痛みがおさまり、その後の経過も良好です。
台風が何もなく過ぎ去ることを祈ります。
つきもり
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