そんな症状の患者さんが来院されました。
足の痛み、しびれも出てしまい歩くのも辛い。これって何なの?
そんな不安な想いを抱かれて来院されました。
足の痛みでも多々ありますが、今回は足全体の痛みとしびれ。
そうなってくると、限られた疾患になります。
脊柱管狭窄症という疾患
お話を聞いて進めていくうちにまず疑うのが、脊柱管狭窄症。
この疾患はよくテレビで聞く疾患ですね。
腰の骨が変形または移動することで、背骨の真ん中にある下肢へつながる末梢神経を圧迫する疾患です。
前屈姿勢で楽になり、歩くと痛む。
歩く距離も制限され、座ったりしても症状はでない。
検査を続けていくと、
下肢の神経障害はなし。筋力も知覚も正常。
各種、下肢神経テストも陰性。
動脈拍動部の拍動はやや減弱しているものの、下肢の冷え症状も少なく問題なし。
症状の再現は、立位になり後屈でやや症状あり、歩くと強くなる。
坐骨神経痛、腰椎ヘルニア、末梢神経障害の可能性も低い。
私の見立ては、脊柱管狭窄症の症状です。
病院での検査も希望されている様子でしたので、確定診断はお願いするよう促します。
当院での治療
当院でも十分に対応ができる疾患です。
これまで何院もこの症状で来院された方がいますし、アプローチの仕方もあります。
今回は、鍼灸治療を選択して施術を進めました。
治療方針としては、
(現代医学的)
・下肢の血行を促進して、末梢まで血液を巡らせる。
・腰部筋の過緊張を緩和させ、腰椎の柔軟性、可動性を高める。
(東洋医学的)
・背部、膀胱経のめぐりを促し、上中下焦の気血運行を促進。
・腎気を補い、肝の機能をよくする(肝虚)
・過緊張な筋肉をリラックスさせる。
このような方針で鍼灸治療を行いました。
そうすると、最初来院されたときは歩くのが辛かったのが、帰りは楽に歩いて帰られました。
まだ完全ではないにしろ、回復していくという気持ちにはなって頂いたかと思い、嬉しかったです。
病院で診断された疾患でも、鍼灸や他の施術によって回復していきます。
このような疾患は、回復、改善しないと本当に日常で困ります。だから、こんな治療法もあることを知ってもらいたいと思います。
頼れる存在として、つきもり鍼灸整骨院はいますのでご相談ください。
つきもり鍼灸整骨院
TEL 0854ー83-7564
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