先日、【産後のカラダ、そろそろ動かしてみませんか~?】というイベントを開催しました!
総勢4名の方が受講されました。
産後のお母さんによく伺うことが、
Q:産後のカラダって何かケアされましたか?
・どんな事をしていけばいいのか分からない。
・整体?には何度か行ったけど、そのあとは何もしていない。
・産後の育児にそんな余裕はなかった。
・体を動かそうとしたけど続かなかった。
このようなコメントはよくよく聞かれます。
当院ではその声を拾い、私たちに出来る事はないのか?と考えたとき、このイベントをやろうと勢いで開催に至りました。
少しでも産後のカラダをいたわって欲しい。
そして育児を辛いものだけにせずに、もっと子どもとの時間を喜びという感情でいっぱいになって欲しい。
そんな気持ちです。これから、どんな内容だったかをレポートしていきますね!
まずはじめに、
【①産後のカラダは一体どうなっているの?というお話】
ここに記載している通り、産後のカラダは大きな喜びとともに、母親としての自覚に目覚め、生まれてきた我が子と生きていく事への喜びや不安を抱きます。
そして、お産は体も心も限界まで酷使します。
精魂使い果たして出産をし、その体は「重傷の状態」という風に表現もされるくらい消耗しています。
可愛い我が子を育て、一緒に生活していくためには、
体をまず正常な状態に戻すことが最も大切なことなんです。
子育てを穏やかで、心にゆとりをもって暮らしていけるように、お母さんの体をまずはケアする意識を持って欲しいと思います。
【②どんな不調が産後おこってくるのか?】
これは、出産したお母さんは勿論のこと、ご主人、ご家族、周りにいる人みんなに知っていて欲しい内容です。いろんなトラブルが産後は体に起こります。
その一端を、ここで説明していきます。
ここでは、4つのカテゴリに分けて説明しています。
当院に来られる患者さんは、多くは一つ目の筋肉骨格の不調で来院なさいます。
産後のカラダを無理して育児に翻弄する。そうすると、回復していない体はボロボロになり、肩こりや腰痛、肩の痛み(四十肩)の症状が出ます。
次に、内科的な訴え。
授乳のために皆さん、食事を多くとり、余分な水分摂取を余儀なくされます。胃腸には負担が増し、下痢や便秘、食欲の低下までつながっていきます。
次に、自律神経系の異常による不調。
産後うつや睡眠障害、情緒不安定な心の状態になります。
産後、子どもと24時間ともに過ごす母親。でもご主人の手助けや家族のフォローが受けられない方も数多くおられると思います。自分の時間も持てず、寝る時間も持てない。常に緊張状態のお母さんなんですよね。
そうすると、自律神経が乱れて心の余裕がなくなり、体にも症状が出てきます。そんな症状を何かしら抱えて来られる患者さんもいらっしゃいます。
【③東洋医学での考え方】
東洋医学では、気・血・津液という三つの働きが体を構成し、心身を動かしています。
体の機能を五つに分けて五臓という臓で表し、その五臓の失調が何らかの疾病を引き起こすとされています。
今回は、この五臓の中でも(肝)(脾)(腎)という臓の働きが、産後の低下することで起こる症状を説明しました。
この三つの臓の働きを正常に戻すこと、気血津液が全身を巡っている状態が、産後のカラダを元に戻ずカギとなります。
【④じゃぁどんな運動をしたらいいの?どんなケアがあるの?】
ここでは実際、日常に取り入れやすい運動を抜粋して皆さんでやってみました!
だって、ただでさえ育児で体が疲れているのに、よし!運動だ!!ってなりずらいですよね。
家で簡単にできて、効果的でリラックスできる運動。
それをまずは自分でするという意識が生まれることを、目的に実践!
この四つの目的で体を皆さんで動かしてみました!
画像の通り、股関節を曲げてみたり、腰をひねってみたり、
足首を回してみたり、指をグーパーしてみたり、背骨全体をグーっと伸ばしてみたり。
(失礼しました。体を動かしている画像、撮るの忘れてしまいました。
最後に皆さんでお話をしている光景と、子どもが無邪気なね遊ぶ姿のみお見せ出来ます。)
【⑤産後のカラダをケアするということは、、。】
もうこれに尽きます!!!
体をケアすることで、これからの幸せを感じることにも繋がり、
未来を楽しんで生きていくこと、女性として生きていくこと、社会の一員として働くことにも繋がっていくと考えています。
体をいたわること、ケアすることを、ぜひ意識してもらい日常を送ってみてください!
つきもり鍼灸整骨院
月森慎也
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