つきもりです。
当院を受診される患者さんでも、膝の痛みを訴えて来院される方は多くいらっしゃいます。
今回は中年以降の女性になりやすい症状「膝が痛くて台所に立てない。」というお悩み。
膝の痛みといっても色々とあります。
膝の場所にもよりけり、年齢にも、性別にも、その原因は沢山あるのですが、
病院で診てもらうと
①変形性膝関節症(OA)
②じん帯損傷
③半月板損傷
④が足炎
⑤腸脛靭帯炎
こういう診断を受けたことがある方も多いのでは?
病院では(現代医学)、治療法が大体のところ決まっています。
①保存療法 ②手術療法とおおまかに分類し、ほとんどの症例で、保存療法をとられます。
保存療法としては、
①物理療法(電気治療・赤外線治療・レーザー治療・温熱治療etc)
②運動療法(主にリハビリテーション、筋力トレーニング、関節可動域訓練、ストレッチetc)
③装具療法(足底板、サポーター、ギプスetc)
④薬物療法(お薬、注射、湿布etc)
このあたりが、病院で行う治療になります。(私が勤務していた整形外科でのお話)
これも、疾患治療としてであり、すべての人に同じように効果が出るものでもありません。
症状について、細かくみていくと、
「膝が痛くて台所にに立てない。」ということは、長時間立った姿勢で痛みが強くなることを意味しています。
長時間立つと、体重がかかり膝の圧力が増えます。そうすると、膝を構成する滑膜や関節包に負担が加わり、痛みとして体からサインを出してきます。
当院での治療としては、
- 膝をとりまく軟部組織(筋肉、関節包、じん帯)をゆるめること
- 関節可動範囲を拡大し、正常な動きに戻す
- 炎症があれば、炎症を沈めていくように処置
- 過度に負担になっているところを、負担がかからないようにする(関節の調整、姿勢調整)
- 全身を診て、全身を調整する(鍼灸で水分代謝の調整や筋緊張の緩和、胃腸機能の回復)
このような目的の元に、治療を進めていきます。
他にも患者さんはいろいろな症状をおっしゃられます
- 孫を抱っこするのが大変で、いつ膝が痛くなるのか不安がつのる
- これから老後のことを考えると、膝の痛みが気になる
- 仕事で人を介助やケアをすることがあり、膝が今後使っていけるのか不安
- ランニングや運動を続けていきたいけど、痛みでできない
このような声をよく頂きます。
なかなか病院や他の院にいっても治らない症状は一度、ご相談ください。
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