治未病(ちみびょう)

昔の書物「黄帝内経」で最初に書かれたものです。


これは「治未病(未だ病まざるを治す)」という言葉の意味で、

「優れた医者は、病がまだ現れないうちにその異変を察知して事前に治療を行うこと」と言われています。


病気になったあとに治療をするのが、今の西洋医学的な考え。

(最近では漢方薬も出せれる先生もいらっしゃりますが、基本的には何かの疾病に応じて、お薬の代わりに漢方薬を処方されるケースが多いように思えます。)


「病気になる前に体の状態に気づき、体を調整していく」それが東洋医学の基本的な考えであり未病という考えです。



今日来られたすでに半年来院されている女性患者さんの例を挙げていきます。

当院に来られたときは、首に痛みを訴え来院。そのときに体の反応は沢山ありました。

西洋医学的な診療だと、首の痛みだけを診て、施術で解決するでしょう。


東洋医学的な診断では、まずこの方の体質を判断します。呼吸器系に問題が起こりやすい体質(肺虚体質)で背中に触れるとヒヤっと冷たく感じるのと、ざらざらで毛穴が開いている状態がありました。皮膚の艶もなく、若干湿気ています。東洋医学ではその部位は【虚】している部分とみます。


皮膚の変化を、さらっときめ細かく艶がある状態にしていくことが大切
  1. お灸で温めること
  2. 刺さない鍼で刺激をしていくこと
  3. 呼吸器の調整をツボを使って刺激すること

そんな治療を優しいタッチで行います。

そうするとその日のうちに首の痛みが楽になっていくんです。そして、体質に応じて食事指導や家でできる健康法(養生法)、お風呂の入り方や運動方法を説明してやってもらいます。


月に2回の来院で半年後の今日。

首の痛みも楽になったし、いつも風邪をひくと1か月しんどい体がすぐに回復した。基礎体温も36.5度とかなり高い状態まで上がって大喜びです。

私生活でも音楽・楽器に挑戦されたり、お仕事も一生懸命にされておられます。

首の痛みだけでない症状が、実は体のあちこちに現れます。


その反応を一つ一つ正常に戻していくことが、未病につながり、大きな病気になる前に体を治すことに繋がります。よい状態になると、積極的に暮らすことにもなるし、何事にも寛容に元気に暮らしていけます。


当院に来られる患者さんは、心も体も元気で前向きな方ばかりです!

自身の体のケアしていますか?

体のサイン、ほおっていませんか?

一つ一つのサインと向き合っていきましょう。



つきもり鍼灸整骨院

TEL 0854-83-7564


※下記、ストレッチ塾の詳細を載せてます。ご興味がある方は3/7までにご連絡をお願いします。

鍼灸TSUKIMORI (旧:つきもり鍼灸整骨院)

島根県のほぼ中央に位置する大田市。自然の移ろいを感じられて、とても穏やかな時間が流れる土地です。 そこで鍼とお灸・手技によりこころと体を癒す居場所として、鍼灸院をひらきました。 人生において体が辛い時期やこころも弱ってしまうような時期があります。 また少し体を休めたい、体をケアしたいという時もあります。 そんなときに頼ってもらえるような存在として、私たちはあり続けたいと思います。

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