先日来られた患者さん。
腰の骨の圧迫骨折に、逆流性食道炎を患われた方です。
訴えは、腰の痛みから足までの痛み。問診や診察で体を拝見していくと、他に症状を確認し食道炎とのこと。
現代医学では、
腰の痛みは、痛みの原因を圧迫骨折による骨や関節、軟部組織の問題にして局所的な治療法を選択していきます。
また、食道炎であれば内科でのお薬にお任せで、おそらく腰だけの治療のみで進めていきます。
もちろん当院でも現代医学的な診察は欠かせません。
当院では違う視点である東洋医学の視点で、体を診察していきます。
東洋医学では、
足の冷え、頭の熱さが目立ち冷えのぼせの状態。
これは肝というカラダの働き(血を蓄えて全身に巡らせるという働き)が上半身に偏ってしまっている状態です。
これは東洋医学の診断では、肝虚。
肝に蓄えられた血の発散がうまくできず、かつ腎にある津液が少ないことを意味しています。
腎の機能は、元気の源である生命エネルギーを蓄えておく生命維持には欠かせない働き。
この肝と腎との働きが低下したことを意味します。
鍼とお灸を用いて、こういう風に傾いた体を元ある体に近づけてあげることから治療が始まります。
治療方針
- 血の偏り、冷えのぼせを改善していくこと。
- 血があるべきところにおさまっていくこと。
- 全身の血や津液が巡り、滞りのない状態に。
そうすれば、
人に備わっている自然治癒力が最大限に発揮して体は回復していきます。
そう、この患者さんは施術後には、
「あぁ〜早く来ておけば良かった。体が楽になって良かった!」と笑顔で帰られました。
腰の痛みだけを取るということではなく、
その人の体質や体の生理反応を整えることで回復することもあるんです。
体が楽になるお手伝いをさせて頂きます!
つきもり
※6月16日土曜日に、イオンモール出雲で第3弾となるイベントを開催します。お申し込みは当院まで。
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